所有者不明 解決!空き家バスターズ2

2019年2月18日 テレビ朝日系 ABC放送 所有者不明!! 解決!空き家バスターズ が放送されていました。

前回の放送は2018年9月29日で、今回は2回目となります。たくさんの情報が寄せられたのでしょうね。空き家問題に悩む方が多いということが伺えます。
所有者不明!! 解決!空き家バスターズ 1

サンドイッチマン 伊達みきお さん
千鳥 ノブさん
大久保佳代子 さん
平泉成 さん
ヒロド歩美 さん
の5名がMCをつとめ、日本各地の所有者不明家屋を調査する番組でした。
公式サイト テレビ朝日系 ABC放送 『所有者不明!!解決!空き家バスターズ』
https://www.asahi.co.jp/sp/akiyabusters/

日本全国の空き家総面積は九州(37,000㎢)より大きい41,000㎢で820万戸が空き家となっていると言及されていました。
これは統計局の「平成25年 住宅・土地統計調査 特別集計」によるもので、平成30年にも調査が行われました。

820万戸という数字は全国の住宅の13.5%(7軒に1軒)を占める数字であり、2033年には2,000万戸超へと倍増し、空き家率が30%に及ぶという推測データもあるほどです・・・
参考:野村総合研究所(2015年06月22日発表)
https://www.nri.com/jp/news/2015/150622_1.aspx

兵庫県 朝来市生野町 豪邸の空き家

銀山として栄えた生野銀山は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康などの権力者が財源とし、昭和に入っても採れ続けたそうです。

街並みも豪邸が多く、栄えた様子が伺えますが、その中にたたずむモダンな洋館風の空き家(足立邸 80坪程度)。外壁は崩れ、瓦が落ち、離れは今にも隣家に崩れ落ちそうな状態に・・・

周囲に危険が及ぶため市がカラーコーンを設置するも解決には至りません。周囲の方も困り果てている様子。ストリートビューでは5年前の映像はまだ外壁も綺麗で、人が住まなくなってたったの5年でここまで老朽化するのかと驚かされました。
空き家を放置するリスクとは

取材によってこの家を建てた方の息子さんが登場しました。設計は所有者の一級建築士・足立正雄さん。

空き家の中には内閣総理大臣 吉田茂、初代王子製紙社長 藤原銀次郎、伊藤忠商事元会長 伊藤忠兵衛、阪急電鉄創業者 小林一三の書き物があるという噂も・・・

地元市議の能美さんが現在管理を任されていますが、同級生である現所有者、足立さんは現在神奈川川崎在住。20年は生野に帰っていないということでした。

20年ぶりに故郷を訪れた足立さん。朽ち果てた実家を目の当たりにしてひどく落胆されていました。崩れ落ちた外壁。あらゆるものが散乱した廊下・・・。2階の床板は抜け落ち危険な状態。雪まで入ってきています。

さて問題の壁に書かれた文字ですが、日本筆跡心理学協会の瀬戸芳夫さんに依頼して鑑定してもらいます。瀬戸芳夫さんは著名人を始め8000人以上の文字を診断してきたスペシャリスト。一目でただ者では無い人の字と見抜きます。

鑑定結果は・・・「本人のものではない」。同じクセを持つことから同一人物が書いたという結果。実は足立さんの兄が偉人の言葉を書き連ねたものでした。

惨状を目の当たりにした足立さんは「今年中に解体する」と語っていました。

解体サポートの杉山勝さんは予算の予測として320万円前後ということでしたが、多くの自治体で解体の助成金制度を設けており、大都市以外では金利が安い解体ローンが組める方法もあるということでした。


解体工事業者
一括見積りサービスはこちら


東京都足立区北千住弘道 五反野駅近くの空き家

次の空き家は東京都足立区、住みたい街ランキング「穴場だと思う街」部門(SUUMO調べ)で1位を獲得したこともある北千住。

空き家バスターズ調べでは足立区には1200件以上の空き家が存在。その中でも特に問題になっているのが今回の空き家。

近隣住民も「頭上注意と書いてある」「危ない」と危険視。話しでは10数年は空き家状態ということです。

元々は田畑が多く人口は少ない地域でしたが、
・1923年関東大震災で被害が少なかったため被災者が移り住み人口急増
・1964年東京オリンピックに向けて地下鉄日比谷線、環状七号線の開通
昭和30年から10年で30万だった人口が48万人に激増した背景がありました。

充分な区画整理がされないまま受入れの為に住宅が急増したため、極端に狭い道が至る所に。車が通れない不便さから空き家が増え老朽化が進む・・・

15坪推定2LDK。表札にあった名前の人物は全員亡くなっており、所有者については不明(自治体に問い合わせても個人情報のため開示はできません)

区役所に紹介してもらった団体の一つが「まちなか整備・管理機構」でした。そこからさらに所有者と繫がりのある弁護士を紹介してもらい、ようやく所有者の方に面談。

表札に合った山村さんの次男のお子さんがこの方。33歳の男性でした。兄弟は3人いましたが、実の父と母が離婚したため、相続は放棄。しかし、相続放棄したにもかかわらず建物の管理については区役所からの指導が入っています。

・崩落等でけが人などが出た場合は賠償責任が発生する
・火事になった場合は近隣への賠償が発生
このような指導が来たものの、既に相続放棄していたので売買もできず、管理責任のみを負わせられた状態だったのです。(そのため、弁護士に相談をしていた)

このように、空き家が危険な状態にあると「特定空き家」として自治体からの始動が入り、最終的に行政代執行・略式代執行で解体などが行われます。(費用は所有者持ち)
行政代執行 略式代執行とは
空き家・特定空家等・空き地の固定資産税の違い

踏ん切りがつかず先延ばしにしていた所有者様でしたが、番組からの取材を機に解体を決意してくれました。

両親の離婚で疎遠になり、数回しか来たことがなかった祖母の家ですが、記憶には残っていたようです。自らの申し出で解体作業を手伝っていました。

取り壊しは人の手で2階から行い、ほとんど人の手で解体が行われました。


解体工事業者
一括見積りサービスはこちら


山形県 上山市 温泉街の空き家 巨大廃墟 映画館トキワ館

温泉街として栄えた上山市ですが、現在は少子化・人口減少により空き家が増加。(番組調べでは市内に370軒以上の空き家)最も問題になっているのが今回の空き家、巨大廃墟。その空き家は新幹線も止まる温泉街の入口に。

200坪程度とみられるその区画は元は地元で愛された映画館トキワ館でした。20年前に閉館してから空き家状態に。2018年には雪と一緒に屋根材が落ち、危険視されたため隣接の通路は通行止めになっていました。

近所の不動産屋さんで管理され、所有者と連絡がつきます。しかし、連絡が付いた石井さんは土地の所有者。建物の所有者である伊藤さんとは別人でした。

先々代の伊藤さんと石井さんは映画館を建てる際に土地と建物を別々で購入したため、所有者が別になっているのでした。土地の所有者は別人のため、取り壊しもできず放置状態ということでした。

なんと現在の所有者は平成ガメラ三部作を手掛けた脚本家伊藤和典でした。伊藤さんの連絡先を探し出し、アポイントを取る事ができた空き家バスターズ。
脚本家でもある伊藤さんは『うる星やつら』『きまぐれオレンジ★ロード』『攻殻機動隊』『パトレイバー』『めぞん一刻』などの有名作品も手掛けています。

映画館と住居が一体となったトキワ館で過ごした伊藤さん。押井守監督との共同で作成した映画「紅い眼鏡」ではこのトキワ館が舞台になっています。

東京で脚本家として成功を収めた伊藤さん。トキワ館からは足が遠のいていました。現状を聞いてショックを受けていました。

目に涙を浮かべながら「更地にする」という決断を下した伊藤さん。許可を得て映画館の中に入ると、土地の所有者石井さんは映画は目を輝かせて当時の思い出を話してくれました。最大の娯楽の一つだったのです。

スクリーンの裏には伊藤さんが過ごした家屋が。子供時代の伊藤さんは一日中映画に触れて過ごしてきたのでした。

再生利用への想いを語った土地所有者石井さんの想いを受け、伊藤さんは今後の方針を上山市と相談し、建物を残せないか検討していく形になりました。

番組に出演した不動産コンサルタント 赤羽聖子さんは「移住者と地元の人が触れ合える空間にしてはどうか」という提案をしていました。今後トキワ館が再生するかもしれませんね。


解体工事業者
一括見積りサービスはこちら


空き家バスターズ1 初回も登場した東京都代々木の家屋

初回の空き家バスターズ1にも登場した東京都代々木の家屋が再登場しました。

日本平均69万円の坪単価ですが、そのおよそ12倍の坪単価805万円を誇る東京都代々木。(地価公示価格チェッカー出典)
そんな都心の中にも木々に埋もれた所有者不明の家屋があったのです。

木々や竹林は周辺に向かって伸び放題ですが、枝を勝手に伐採することは器物損壊に当たる可能性があるため、近隣住民も迷惑しているのでした。

なんと空き家バスターズのスタッフは半年間密着取材を行っており、その間に木を切る気はないのか打診し続けていたようです。近隣の方は「役所も警察も解決できなかった」とかなりご立腹の様子でした。

ヒロド歩美アナが突撃取材し説得を試みます。

竹林は切っても良いというお話から、業者を呼ぶことに成功。竹林を一部伐採し、木の枝を切る事を再度打診すると「切ってもいい」という許可を得ることができました。

都心で高所作業車が使えない場合、職人が木に登って手作業で木を切っていきます。隣家に伸びていた木の枝が次々と伐採されていきます。電線に掛かる気も次々と剪定。最後には前田さん自身が伐採作業を手伝う程に。

最終的に切った枝の総重量は500kg!空き家バスターズの大活躍でした。(空き家ではありませんが)

茨城県水戸市笠原町 水戸黄門ゆかりの廃屋

最後に取り上げられたのは水戸黄門で知られる水戸光圀公ゆかりのお寺、笠原不動尊でした。

江戸時代以前に創建されたお寺でしたが、その後の藩主の意向によりお寺が撤廃。(神仏習合の廃止)
水戸に合ったおよそ190のお寺が撤廃されましたが、1975年に地元の有志が再建。しかしその後は放置状態となり倒壊寸前。害虫だけでなくホームレスも出入りするなど危険な状態に・・・

水戸市とも協同で所有者を探すものの、政教分離(政治が特定の宗教団体に便宜を図ってはいけない)の考えから対応できないことも多く、問題は解決に至っていません。なんと全国で無人のお寺が2万をこえるという状態になっているのでした。
東洋経済オンライン その数2万!「住職がいない無住寺院」の行方
https://toyokeizai.net/articles/-/72253

持ち主が分かれば対応も可能になるということで空き家バスターズも所有者を探します。再建当時の新聞記事などから施行会社に連絡をとり、図面や契約書は残っていたものの連絡は取れません。44年と言う月日が重くのしかかります。結局契約者の方からはお話は聞けず。

次に訪れたのは吉田神社。この吉田神社が土地を所有しているのではないかという考えでした。実は笠原不動尊の近くの神社もこの吉田神社が管理していたのです。

笠原不動尊の所有は吉田神社ではないと語る宮司さんでしたが、実はこれが勘違いでした。測量などをしてみると土地の区画内に笠原不動尊が存在していたことが判明!

笠原不動尊が取り壊された後、吉田神社側で水戸神社を建立。44年前に同じ場所に笠原不動尊を建て、水戸神社は規模を縮小して移設。先代から引き継いだ資料にも間違いがあったのです。

所有であるなら放ってはおけないと、吉田神社の宮司さんも所有を認め水戸市・吉田神社・有志が協同して笠原不動尊を再建していくことになりました。

空き家バスターズ まとめ

空き家に関する番組はこれまでにない程増えてきています。それだけ世間が日本の空き家問題に注目していると言えるでしょう。

空き家を持った時に一番してはいけないのが”放置する”ということです。
空き家を放置するリスク

誰も住まなくなった家屋は急速に老化し、活用しようとした時には「売れない」「貸せない」物件となっていることもあるのです。

固定資産税を払うだけになってしまっている方は、いずれかの方法を考えてみましょう。
後で住む予定なら空き家の維持・管理サービスを利用する
賃貸にして誰かに住んでもらう(換気・通水などがされ、老朽化が防げる)
更地にして土地を活用する(貸倉庫や駐車場など)

工事費0円で駐車場・コインパーキングをレンタル!?空き地・空きスペース活用サービス


解体工事業者
一括見積りサービスはこちら



遺品整理業者
サービスはこちらから


関連情報はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA